ゆこの机の上と本棚

机の上に積んである本たちと日記

深夜特急3 インド·ネパール

深夜特急折り返し地点


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私はインドに行ったことがない、インド料理屋でもスプーンでカレーを食べる。トイレでも紙を使う。どんな国でもその国のイメージがあると思うが、そのギャップが1番大きい国がインドだと思う。

心優しい人でもカーストに則り人を蹴る、聖職者であってもパンを恵まない、それらは全てその土地の規則を守るための行為である。だからこそ、そこに住む人間でなければ理解しきれないし、それを“ひどい”と口にする事こそおかしい。

それと、これつねさんの事で思うことがある。私は大学生のときカンボジアにボランティアの真似事をしに行った。その時にも似たようなことを感じたのだが、能力がない人間が増えたところで何もならない。何かを与えたいだとか、教えたい、と思うのであれば、それのプロくらいになってから出直すべきだ。そうでなければお金だけ送るだけで十分。

これつねさんがそうだと言うわけではない。これは私自身への自戒でもあって、人に何かを教える立場に立ちたいのであれば、中途半端な状態でいてはいけないと思っている。“いや、子供たちにとっては良い経験になる”と、人は言ってくれるかもしれない。けれど、それを教える人間が言ってしまったらおしまいだと思う。