ゆこの机の上と本棚

机の上に積んである本たちと日記

うつくしい人

美しい人とは

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自分自身から逃げ出した女の話

“美しいの基準”は色々ある。人によって各々だし、基準が歪んでいる人もいる。そもそも正しい“美しい基準”も一体何なのかと思う。自分自身への基準、他人への基準、そればかりを思いながら生きるのは辛いけれど、自分が社会から外れていないか否かを思う時にはある程度の基準が必要になる。その上で、その基準に見合う事をを本心から考えてしまう人は辛いだろう。人はみんな各々基準を心の表に掲げつつも、裏で自分の信念に沿って生きている。

それなら、その信念っていつ生まれるの?どうやってその作り方を習うの?生き方の中で体に覚えさせていくしかないのだと思う。

本の題材として頻繁に何かから逃げる為に旅に出るけど、旅に出れば必然的に自分と向き合う事になる。結果的にそれは良いことだけど、使い古された手法だなぁと思ってしまう。

私も目的もなく旅に出れば、無自覚の自分を見つけられるのだろうか。それとも、現実に逃げ帰りたくなるのだろうか。