利休にたずねよ
私が持っていた利休のイメージが打ち砕かれた
長い物語はいつも読んでいる途中で、何で読み出したんだろう、つまんなくなってきた......と思いがちだけれど、一度も思わなかった。本当におもしろかった。
土くれの茶碗ごときが何故値打ちがあるのかという問いかけに、私が選んだものだから値打ちがあるんだという回答は格好が良すぎた、利休。
自分の美しいものに対する感覚に絶対的な信頼がある。それ自体、並大抵の事ではない。命がけで美しい物を守り、それを恐れ、追い求め続けた人生が輝かない訳がない。
映画化されているはずだから、これは見なければならない。たしかにこれは🦐だ。🦐の演技も見たいけれど、どこの寺を撮影に使っているのか気になる。