英国一家、日本を食べる
良くできたただのごはんメインの家族旅行日記かと思って読んでたら、後書きで作者が有名なフードライターだと知っちょっとびっくりした。(フードライターとフードファイターってちょっと似てる)
私はシーチキンおにぎりはおにぎりじゃないと思ってるしカリフォルニアロールも寿司ではないと思ってる。あれはあれで別物のおいしいごはんであるので、おにぎりと寿司のカテゴリーの中に居るべきじゃない。
それはいいとして、とてもおもしろい外食ごはんの本だった。外側から見た率直な日本食の見方はおもしろい。B級グルメを日本食のひとつとするのは抵抗があったけれど、あれらも日本食であるとなんとなく認めることが出来た。
一見さんお断りのお店のくだりの中で、良い味を楽しめるのは鍛えられた舌があるから、というような文章があった。誰にでも楽しめるわけではない、訓練を積んだ人間にしか楽しめないものがあるのはどこの世界も同じなのだと感じた。